日程:2023年9月23日(土)13時から15時
前半:人造砥石と天然砥石の違いを学ぶ
後半:ご持参いただいた包丁を天然砥石で研いでみる
シャープナーはかけたことがあっても、砥石で研いだことはない包丁でした。
刃先がだいぶ丸くなっています。刃はかけていなかったので、人造砥石の1000番から刃をつけていきます。
小学生がチャレンジしてくれました。刃物なので、慎重に扱いながらも上手に研いでくれました。
1000番、3000番と刃をつけて、仕上げに天然砥石を使っていきます。天然砥石は、中山の戸前という層の石を使ってみました。とても貴重な天然砥石です。
短い研ぎ体験でしたが、怪我もなく無事終わって一安心しました。
1本の包丁をメンテナンスしながら、大切に使っていくことを学んでいただければ幸いです。仕上げに使う天然砥石は、まだ人造のものに比べて、切れ味がさらにあがるので、使い勝手がよいのですが、刃先を整えたり、刃をつけたりする、荒砥石、中砥石とよばれるところでは、良質な人造の砥石がたくさんありますので、天然砥石の鉱山もどんどん閉山されているそうです。日本の天然砥石の貴重な財産をより良い形で、次の世代の子供達に繋がっていくように天然砥石の魅力や持続可能な社会を作っていくために、また機会があれば、第2、第3の体験教室を行っていきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、本日はありがとうございました。
(おまけ)だいぶいい感じの仕上がりになりました。